アドバイジングにおいて、どのようにスタートをするのかが重要なポイントとなるが、来訪の回数によってその対応も異なってくる。
継続して訪れる学習者に対しては、前回の対応の振り返りから始めることができる。例えば、「前回はどのような相談で来訪したのか」と問いを投げることにより、学習者に相談内容を思い出してもらい、本日の対応に結び付ける。すると、前回の相談と本日の相談がどのように関連しているのかがはっきり見えてくる。
また、「前回は学習リソース××を紹介したけど、使ってみたか」と学習者が実行したかうかがう。支援スタッフが提供したリソースに対して学習者がどのように考えたのかを確認することにより、リソース提供における判断がしやすくなる。
前回と全く異なる相談である場合には、「前回の悩みはもう解決できたのか」を再度確認する必要があるだろう。